北浦発たなご通信2〔あすか釣狂人〕

いやはや寒いですなァ・・・ホントに!コタツにはいって背中を丸くしながらチビリ、

チビリなんていうのも由緒正しき日本の冬って感じで悪くはありませんが、痩せても枯

れても「こちとら江戸っこでえ!さむいなんてタナゴ様に申し訳なくて言っていられる

ケェ」意気込んで、まだ明けやらぬ北浦に到着したものの、あまりの寒さにブルブル

・・・尿管がゆるんでパンツがもや〜っと温かくなってきたのを「しまった!」と思わ

ずに「ラッキー!」と感じてしまうほど釣り馬鹿な、釣狂人もいるようです。

底冷えがする日でも、それなりに釣れていれば我慢も辛抱のうちなのですが、シモリが

まったく動かないとなると話しは別、古女房の顔を見ているか彼女のご機嫌をとってい

たほうがマシなんて、後悔の大漁で帰路につくなんて事になる。

 そこで、後悔の大漁の数では人後に落ちないと自負する釣狂人か苦節ン十年の末につ

かんだ誰でも知ってるマル秘「釣れるかもしれない裏技」を特別公開!

 ・アタリがでるまでは、大きめグルテン餌を練り込まないで使う

 ・アタリが出はじめたら、グルテンをケシ粒大にして鈎先に確実につける

 ・アタリが活発になりだしたら、グルテンを練ってエサ持ちをよくする

 ・キミ練りオカユなどと併用すると、釣果が安定します

 ・タマムシは優れたエサ、覚えるなら老眼がでる前の若いうち!

 ・カラアタリが多い場合、エサが大きいかエサ付けが悪いと思うべし

 ・それでも乗らない場合は、研ぎ鈎の登場

 ・冬のアワセは特に小さく優しくが、極意と心得えるべし

 ・冬は水温が暖まる午後から好漁に恵まれることが多い

 ・冬の早朝の釣りは、場所とりが主と考えれば我慢も釣りのうち

 ・タナゴは臆病、ガサガサ動いたらタナゴは散ってしまいます

これを全てやっても釣れない場合、「今日はタナゴの遠足」だと悟ってサッサと帰るの

が達人というもの・・・本当に釣れない日や場所では誰がやっても釣れないのです。

 冬枯れの細流の草の上に座ぶとんを敷き、調子の良さそうな短い和竿を優雅に操って

いる孤高のタナゴ師に出合わすと、思わず立ち止まって見入ることがあります。世界で

最も古いゲームフィッシィングの一つであるタナゴ釣りの真髄は他人との競争ではなく

「タナゴと戯れる」という「ゆとり」がもたらす美学の釣りなのかもしれません・・・

タナゴ釣りを愛しタナゴを慈しみ、そして自然と同じ目線の釣り仲間が一人でも多く増

えることを願ってやみません。今日は酒が少々過ぎたようで、ゴメンそうらえ。

                              2005・1月吉日


    江戸釣趣 あすか 亭主

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