北浦発たなご通信6〔あすか釣狂人〕

「梅雨さ〜ん、おねが〜い、枯れたこころにお湿りをくださ〜い・・・・」

切々と唄うカネヒラ嬢のバックコーラスはアカヒレシスターズ、涙なくして間けないス

テージをところ狭しと踊りまくっているのはオカメダンサーズであります。

 極楽トンボが北浦・霞情報を流すとすれば、まァこんな感じの妄想実況報告になる事

請け合いの昨今、雨ナシ金ナシ暇ナシノ無一物タナゴ師にとって目指すタナゴにまで見

放されたとあっては北浦詣がつい遠のいてしまうのも納得ナットク!

五月六月の湖は魚たちが集団疎開(スイマセン!人間が古いもので・・・)してしまっ

たのではないかと思うほどの貧果の連続、そんな中で元気に頑張っていたのは細流に住

まうオカメのみ・・・その他に勢力を誇示していたのはプルーギルにアメリカナマズと

オオタナゴ、アレェ〜ふと気づく共通のキーワードは「舶来品」。

やはり純国産の箱入りタナゴたちは、シャイでウブで過酷な気象状況や殺虫剤攻撃にも

対応する術を知らないカヨワイ存在なのでありましょうか。自然保護活動に個人レペル

で本格参入を考え始めた矢先、時は巡り季節はめぐる・・・チョット時間的なズレはあ

ったにせよ潮岸にそして、あのスロープにもやって来ました愛しのタナゴちやん!

一竿風月の心境で(?)竿を垂れているタナゴ師たちが嫌うギャラリー

 ・ズカズカと釣り座の傍に立ち「どう?釣れるかい・・・」

 ・「あっちの釣師は、たくさん釣ってるよ!」

 ・「そんなんじゃ釣れないよ!どれェ貸してみな、教えてやるよ」

 ・貧果の水箱を無遠慮に覗き込み「ふ、ふ〜ん」と言って去るヤツ!

もし、嫌いな知人が釣っている場面に遭遇したら、上記の項目を実行すれば相手のイラ

イラ係数は急上昇すること間違いナシ・・・でも、ケンカになっても一切知らないし、

責任もとりませんので、そのつもりで。

さて、真面目な本論をサラァ〜と数行公開

 ・北浦霞のカネヒラは半歩さがって釣り座とすぺし

 ・打ち込みは狙うボイントより沖目にすべし

 ・時には誘いの上手下手が釣果を左右する

 ・エサは最低でも2種類用意すべし

 ・浅い場所での振り込みは、静かなるをもって良とす

 ・メスや傷ついたオスはできるだけリリースしましょう!

析る、幸運!「クリーンな釣り場で、楽しい釣りを」

                         05,7,吉日

 江戸釣趣 あすか 亭主

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