餌の違いによる、タナゴ釣り

 一般的にタナゴ釣りの餌は、大分類で生き餌(ライブベイト)と練り餌(デッドベイト)に別れます。生き餌の
代表格はアカムシです。霞ヶ浦・北浦本湖に生息しているライブベイトですから、普段タナゴが捕食してい
る動物性の常食と考えられます。次はミミズです。雨が降り、ミミズが流域に落ちて食べられていると考えら
れます。臭いとアピールはアカムシより大きく、色々な太さの種類が売られており選択し易いので、私はり
んたろう
(サイズ小)を選択して使用しています。カネヒラのサイズに合わせて切りながら使えうるので嬉しい
限りです。又、口の小さい外道を避ける場合にも特に有効です。

 玉虫(いら蛾幼虫)幼虫の内臓を使用しますが、冬に採取して、チビタイリクバラタナゴ釣り餌として一部
の方が使用している程度です。冷蔵庫野菜室にストックしておいて、6月中旬からのチビカネヒラ釣りに使
用する方も居ます。

 練り餌で一番使用されているのは黄身練りです。一年を通して使用している釣り人も多くおりますので、
ポテンシャルは高い餌になります。元々魚類の産卵は卵ですから、春の産卵・秋の産卵時に貝に産み付
け損ねた卵を捕食していると考えられますので、「他の餌では当たりが無くても、黄身練りに替えたら釣れ
た」と言うほどの万能餌です。作り方は、鶏卵の黄身だけを容器に入れて薄い皮の部分は捨てます。一
般的にはマルキューのおかゆ粉
(ホットケーキの粉)を少しずつ入れながら練り上げます。集魚材としては
、サナギ油・バニラエッセンスを一滴程度混ぜて使用しますが、必ずしも入れた方が良いという訳ではなく
、入れない方が良い場合も多々あります。集魚効果が災いして雑魚を沢山集める場合も有りますので、程
度により使用を替えるのが正しいです。又、練り込み方で水深の有る場所でも使用出来るのですが、更
にハチミツを少量加えると針持が良くなります。夏などは特に、黄身練りは時間と共に粘土が低下するの
で、現地で粉を追加して練り上げ直して良い状態にすることも簡単に出来ますので、割り箸と粉は持ち歩
くようにして下さい。

 練り餌は、針に付ける大きさを変えることが自由に出来ます。釣り場に着いたら最初は寄せる事を意識
して大きめに付けます。寄ってきたら今度は針に掛ける事が一番ですから、必要最小限の大きさがベス
トになります。黄身練り餌では、1700円前後で市販されている削り出し成形の黄身練りポンプの購入を
是非お奨めします。小型のタナゴが簡単に釣れるので、釣りが上手くなった錯覚を覚える程良い品物で
す。

 次にグルテン餌ですが、元々はへらブナ用の餌として開発された品物です。タナゴ釣りに多く使用され
ている理由は集魚効果、餌の堅さを変更し易い、針に付ける大きさを自由に替えられる等です。少量を
容器に入れて、水を足しながら使える大変便利な乾燥餌です。市販されている種類が大変多くどれを選
べば良いか悩みますが、針持の関係から考えるとグルテン繊維の多い物が有利になるかと思いますが、
多すぎると返って乗りが悪い感じもします。私は、小出しで使えるα21を使用しています。大変経済的で
す。集魚材は黄身練りに使用するものと同じで良いですが、雑魚が寄りすぎますので最初はグルテンを
使用して、その後、黄身練り餌に替えると良い場合が多々あります。

 話は前後しますが、アカムシが余って次回の釣りに使用する場合には、選別と保管の仕方で状態が大
きく変わります。選別は弱っているものと既に死んでいる物を除くのですが、簡単な方法は、容器に水を
入れてステンレス製のザルを上に載せてから、アカムシをザルの上に入れます。元気なアカムシはザルの
細かい目より下に落ちますが、弱ったり死んだアカムシはザルの上に残りますので、簡単に取り除く事が
出来ます。一週間程度の保管ならば、冷暗所で充分良い状態を保つことが出来ます。又、釣り場でアカ
ムシの色をハッキリ出す場合には、アカムシを入れる容器の下にティシュを一枚敷くと赤色の発色が良く
なります。又、水分補給の関係でもお奨めです。

 餌の種類が多いと言うことは、これが一番と言う餌が無いことを意味している訳ですから、使い分けが大
事になると言うことです。私はカネヒラ狙いの時には常に4種類の餌を用意し、現場で適切な物に替えな
がら釣りを楽しんでいます。

 全ての餌に言えることですが、特に夏の車内は温度が上昇しますので、私は保冷剤を入れた発泡容
器に保管して、小出ししながら使用しております。

参考になれば幸いです。

戻る