モーターメンテナンス

上部式濾過フィルターの汲み上げ用モーターのメンテナンスについて紹介します。

プロペラのゴミ等を取り除いても水量が元に戻らない場合は、モーターのシャフト部分が
油切れの可能性が高いです。メーカーの取説等では無注油で使用出来ると記載されて
おりますが、稼動条件によってはモーターハウジングが長期間高温にさらされて、潤滑作
用が低下していることが、結構あります。

モーターシャフトに注油する簡単な作業で、私の場合長い物で既に5年を経過しても問題
なく正常に稼動しております。



各部の名称です。(メーカーにより多少は違いがありますが参考までに)

用意する物 写真左より

@潤滑油 私はベイトリールに付属されていた物を使用しております。
 (CRC556・666等は粘度が低く長期間使用には向きません)
A歯ブラシ 各部のゴミ取りに使用します。(特に水周りの部分の清掃に)
Bジョイントゴム 古くなるとシャフトが抜けてきて、ケーシングカバーに当たり異音
 がするようになります。
Cプロペラ・シャフト 特にシャフトでプロペラに近い部分の変磨耗に注意して確認します
  均一に磨耗していれば未だ使えますが、変磨耗の場合は交換になります。
Dポンプケーシング プロペラシャフトと接触する部分のガタが大きくなりすぎたら交換です。
  (BCDの保守部品は夫々150円から300円程度で購入出来ます。)

ここからが、取説に書いていない部分です。

付属部品を外したモーターベースです。

上部カバーを外したところです。

ネジ二本を外して、モーターとベースに別れます。
ホコリを取り除き、冷却ファンは水道と歯ブラシ等で洗います。

モーターシャフトはネジ二本を外せば分解出来ます。
シャフトの汚れを取り去り、油を左右に適量注油します。

私は、モーターメンテナンスを半年に一度行っております。
症状が出る前に行うことで、ライフが伸びます。

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