各種タナゴの腸の長さと食性との関係について
以前タナゴの腸長比については、日本淡水魚タナゴ保存会に資
料投稿し、掲載されていたのですが、残念ながら最近HPが閉鎖
になりましたので、こちらでお知らせ致します。
数年前、偶然図書館で見かけた本に、タナゴ種類別の腸長比が
掲載されておりました。初めは何を表しているのか気にも止めま
せんでしたが、色々な時期に多くの種類を釣り歩くと、餌にも嗜好
性がある事が分かってきました。釣りに使う餌は、大きく分けると
植物性と動物性でもっと細かく分類すると、時期・場所毎のマッチ
ザベイトと言う事になります。どんな餌でも長く使うとタナゴが飽き
ますので、変えると新たな展開になることもしばしばありますが、
タナゴだけが釣れる場所は少なく雑魚の寄り具合で適切な餌に
変えるのが、良い方法だと思います。
腸長比順に表示しましたが、数値が高い程食性は、植物性が強
い事を表しておりますが、魚の成長過程いと水温でも大幅に変わ
ることを実感している事を、付け加えさせて頂きます。
魚 種 | 腸の回数 | 腸長比 |
イタセンパラ | 29 | 14.7 |
ゼニタナゴ | 15 | 9.2 |
カネヒラ | 13 | 6.4 |
マタナゴ | 9 | 3.6 |
シロヒレタビラ | 11 | 3.3 |
アカヒレタビラ | 11 | 3.3 |
タイリクバラタナゴ | 9 | 3.1 |
ニッポンバラタナゴ | 9 | 3.1 |
ヤリタナゴ | 9 | 3.1 |
イチモンジタナゴ | 7 | 2.3 |
アブラボテ | 7 | 2.1 |
カゼトゲタナゴ | 7 | 1.0 |